ブランド牛を食うなら大都市か?
東京へ行ってきました。
今回は、一月末の飛騨旅行がなんだかなあ的な要素が多かったので、個人旅行を強行してみた。
久々の東京ということで、今回は何を食うべきか?と思いつつ、テレビを見ていると
鉄板中華
中華風スペアリブ 毛沢東
すげえ、インパクトが半端ないぞ。この店へ行ってみよう。早速、予約の電話だ!
電話してみると、
すみません、この日は予約が一杯です
という回答が。うーむ、二週間前でも予約がとれんとは、流石東京。
では、久しぶりに高級ブラジル料理でも予約してみるか?電話をすると、
デスクーピ、予約がバスタンチね。
オゥッ、ブラジル料理もダメ。仕方あるまい、ここは新宿の高級焼肉とかどうか?友に連絡を取ってもらったところ
予約が一杯で無理だってさ。
との回答。
鉄板中華、ブラジル料理、焼肉
全滅であります。
くそっ、困ったぞ。ここは、現地で新店舗開発はキツいぞ。
ここで、友人から
こんなのもあるが、どうか?
と紹介されたのが
近江牛すき焼き、しゃぶしゃぶ食い放題
おおっ!すき焼き、しゃぶしゃぶの食い放題とな?近江牛というのが引っかかるが。
実は昨年、滋賀へ行った際に、近江牛を食いに行ったのだが、
薄いお肉1枚
を料亭で出され、なんだかなあっていう気持ちで帰った思い出があるのだが。
しかも、前回の飛騨旅行でさえも、
飛騨牛串 焼き鳥サイズ
飛騨牛握り 二貫
飛騨牛のほうば味噌焼き 二枚
飛騨牛のすき焼き 三枚
なんなんだろうなあ。健康面から考えると非常に丁度良い量なんだろうが、なんだろうか、豪快さがないというか、華がないというか。一言でいうならば、
ケチ臭くない?
という感じだ。観光地でたらふく食うという考え方は間違いなのだろうか?というわけで、近江牛と聞くと前回の料亭の1枚肉というイメージが一瞬あったのだが、ここは友を信じよう。
んでもって、当日。近江牛のしゃぶしゃぶのお店は新宿にあるらしい。
新宿駅から出て歩いてみると、あれ!?
新宿の空気が変だぞ。
華やかというのではなく、なんかピリピリしているのだ。やたら、怖いゴッツイおっさんで溢れている。
何この、リアル龍が如くの世界!?
そう思いながら、歩いていると、
おーい
やべえ、絡まれたか?
龍が如くの世界では、このあと
てめえ、調子のってんな!
と言われ、殴り合いが始まるのだが、この展開でも同じなのか?と少しビビり気味でいたら、
ええ、女の子おるで、これからどうや?
って、キャッチかよ!
おーいっ!
ってまた絡まれたか?
飲み屋決まってますか?
DVD買いませんか?
女、飲み屋、DVD販売の順で絡まれる。新宿って、こんなところだっけ?しかし、龍が如くのおかげで新宿歌舞伎町の地理がわかるというのも凄いな、と感心。
なんとか、友人と待ち合わせの店へ到着。ガチバトルはなくて良かった。
日本料理屋っぽい作りの店内。客はほとんどおらず。とりあえずビールで友人と乾杯。
店員のオババがスゥーッとやって来て、
お通しです
と、ワサビ添えの牛肉ふた切れ。
できる、この店できるぞ!
お通しに牛肉とは、わかっている、わかっていらっしゃる。今日は肉でっせ!その意気込みや良し!
しばらくして、オババが小さな鍋を持って来て、鍋に火をかける。オババに続いて白衣の料理人らしきおっさんがやってきて
〆にうどんかご飯が選べますので考えておいてください。あと、ゴマダレもありますよ。
とのこと。うどんかご飯を注文をすると、このフィーバータイムは終了するらしい。
しばらくして、オババが野菜と肉を持ってきて小鍋に投入開始。
おおっ、和牛、グゥゥレイト!
皿一杯に近江牛!これだ、これでなくては!滋賀の料亭で食ったあの1枚の薄肉とは違うぜ!
肉を鍋に投入すると、赤色が茶色にサッと変化し、脂身、赤身の旨味が口いっぱいに広がる。おろしポン酢でさっぱりと何枚でも食える感じが良いですなあ。
近江牛素晴らしい!今まで、しゃぶしゃぶで食った肉は何だったのか?そんな感じにさせてくれます。
〆はうどんにした。オババが塩の入った小皿に鍋の汁を投入し、うどんスープにして、塩スープでうどんを食うらしい。
うどんを一口?あれ?これは塩味のうどん?なんか、素っ気ないぞ。オババの目が離れた隙に、うどんをおろしポン酢に投入。
あれ?塩味より、格段に美味いぞ!?
最後に果物のイチゴで終了。焼肉、すき焼きも良いけど、しゃぶしゃぶで大正解。こってりよりあっさり。俺たちも歳をとったのかね?
今回のことで思ったこと。名産地よりも大都市で食った方が美味いときもあるのでは?そんな感じがしました。